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人を呼ぶ湖 橘外男海外伝奇集

中公文庫 た19−6

出版社名 中央公論新社
出版年月 2023年3月
ISBNコード 978-4-12-207342-5
4-12-207342-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 364P 16cm

商品内容

要旨

虚栄の裏の差別、愛憎の果ての復讐…人跡あるところ、必ずや悲劇あり。帝国主義と植民地支配の未だ蔓延る二十世紀中葉、世界各地で起こった異妖なる事件の数々。近代社会と人間心理の暗部を、破格のイマジネーションで鋭く描き続けた鬼才による、異国を舞台にした怪奇と幻想のベスト・セレクション全八篇。文庫オリジナル。

出版社・メーカーコメント

虚栄の裏の差別、愛憎の果ての復讐……鬼才による、異国を舞台にした怪奇と幻想のベスト・セレクション全八篇。文庫オリジナル。〈解説〉倉野憲比古

著者紹介

橘 外男 (タチバナ ソトオ)  
1894年、石川県に生まれる。厳格な軍人の家庭に育ったが中学を退学、札幌の叔父に預けられる。その後、医療器機店、書籍配給会社などの職を転々。1922年、有島武郎の推挽を受けた『太陽の沈みゆく時』でデビューし、ベストセラーとなる。36年「酒場ルーレット紛擾記」で『文藝春秋』の実話募集に入選し再デビュー。38年「ナリン殿下への回想」で第七回直木賞を受賞。59年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)