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精神医学の科学と哲学

シリーズ精神医学の哲学 1

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2016年8月
ISBNコード 978-4-13-014181-9
4-13-014181-3
税込価格 5,280円
頁数・縦 219,8P 22cm

商品内容

要旨

精神障害の分類と診断が難しいなか、哲学や精神医学は精神障害とどのように向きあうのか。思考吹入や妄想についての哲学的考察に加え、現象学的精神病理学や精神分析の現状、そして現代の精神医学のさまざまなアプローチの到達点を総観する。

目次

総論―精神医学の科学と哲学
第1部 精神医学と哲学(思考吹入と所有者性
妄想の形成と維持―二要因理論と予測エラー理論
現象学と精神病理学
精神分析の実践と思想)
第2部 精神医学の科学論(症候群としての統合失調症―生物学的研究からの再検討
ポストモノアミン時代の精神薬理学―シニシズムを超えて
認知行動療法の基礎と展開
生物・心理・社会モデルの折衷主義を超えて―ガミーの多元主義とヤスパースの方法論的自覚)

著者紹介

石原 孝二 (イシハラ コウジ)  
東京大学大学院総合文化研究科准教授。科学哲学、当事者研究
信原 幸弘 (ノブハラ ユキヒロ)  
東京大学大学院総合文化研究科教授。心の哲学
糸川 昌成 (イトカワ マサナリ)  
東京都医学総合研究所病院等連携研究センターセンター長、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授。精神医学、分子生物学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)