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善意と悪意の英文学史 語り手は読者をどのように愛してきたか

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2015年9月
ISBNコード 978-4-13-080106-5
4-13-080106-6
税込価格 3,520円
頁数・縦 286,10P 20cm

商品内容

要旨

小説家って、けっこう人が悪いんですね。嘘と謀略、善意と愛―語り手の「礼節」から、英語圏の作品を大胆に読み直す。

目次

1 「善意」の文化―一六‐一九世紀の英国(英会話の起源―デラ・キャーサ『ギャラティーオ』(一五五八)、クルタン『礼節の決まり』(一六七〇)
女を嫌うという作法―『チェスタフィールド卿の手紙』(一七七四)
作家の不機嫌―ジェーン・オースティン『高慢と偏見』(一八一三)
イライラの共和国―ルイス・キャロル『不思議の国のアリス』(1865)
児童文学とですます調―江戸川乱歩『怪人二十面相』(一九三六−五二))
2 「丁寧」に潜むもの―一七‐一九世紀の英・米(拘束の歓び―ウィルアム・シェイクスピア『ソネット集』(一六〇九)
登場人物を気遣う―ナサニエル・ホーソーン『七破風の屋敷』(一八五一)
やさしさと抑圧―ジョージ・エリオット『サイラス・マーナー』(一八六一)
遠慮する詩人―宮沢賢治『銀河鉄道の夜』(一九三三))
3 「愛」の新しい作法―二〇世紀の英・米・アイルランド(性の教えと不作法―D.H.ロレンス『チャタレー夫人の恋人』(一九二八)
目を合わせない語り手―ウィリアム・フォークナー『アブサロム、アブサロム!』(一九三六)
冠婚葬祭小説の礼節―フランク・オコナー「花輪」(一九五五)、ウィリアム・トレヴァー「第三者」(一九八六)
無愛想の詩学―ウォレス・スティーヴンズ「岩」(一九五四))

出版社
商品紹介

英・米・アイルランドの小説と詩を題材に、語りの中にひそむ読者、登場人物、世界に対する態度の作り方を通史的に読み解く。

著者紹介

阿部 公彦 (アベ マサヒコ)  
1966年横浜市生まれ。1992年東京大学大学院修士課程修了。1997年ケンブリッジ大学大学院博士号取得。2001年より東京大学大学院人文社会系研究科・文学部准教授。専攻は英米文学。『文学を“凝視する”』(2012年、岩波書店、サントリー学芸賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)