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なぜ、脱成長なのか 分断・格差・気候変動を乗り越える

出版社名 NHK出版
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-14-081855-8
4-14-081855-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 217P 19cm

商品内容

要旨

繰り返される大量生産と大量廃棄、慢性化した長時間労働、広がり続ける格差、歯止めがかからない気候危機―今、際限なき成長を追求する資本主義の矛盾と限界が露呈している。これを解決する経済社会ビジョンとして注目されるのが、「脱成長」だ。欧米で脱成長論を推進する旗手が、人々の意識変革を誘いながら、ベーシックサービスやケア・インカムの導入、コモンズの復権など、脱成長を実現するための具体的なプランを示す。“常識”を破り、真にゆたかな世界を構想する画期的提言の書!

目次

第1章 「脱成長」とは何か
第2章 成長で犠牲になるもの
第3章 草の根から変革を起こす
第4章 道を切り拓く5つの改革
第5章 人々を動かすための戦略
付録 脱成長に関するよくある23の質問への回答

著者紹介

カリス,ヨルゴス (カリス,ヨルゴス)   Kallis,Giorgos
スペインのバルセロナ自治大学環境科学技術研究所ICREA教授。専門は生態経済学と政治生態学。都市の成長と水資源開発のかかわりを研究し、近年は「緑の成長」批判に注力している
ポールソン,スーザン (ポールソン,スーザン)   Paulson,Susan
アメリカのフロリダ大学ラテンアメリカ研究センター教授。ジェンダー、階級、身体および環境にかかわる人種・民族システムを研究。長年南米各地のコミュニティで、共同研究を行ってきた
ダリサ,ジャコモ (ダリサ,ジャコモ)   D’Alisa,Giacomo
ポルトガルのコインブラ大学社会研究センター・FCT博士研究フェロー。専門はコモンズ・コモニング研究。出身地イタリア南部カンパーニャ州の廃棄物問題や脱成長に向けた政治戦略についても論じる
デマリア,フェデリコ (デマリア,フェデリコ)   Demaria,Federico
バルセロナ大学の生態経済学および政治生態学の講師。世界各地の環境紛争に関する研究とマッピングを行うプロジェクト「エンバイロンメンタル・ジャスティス・アトラス」に参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)