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宮本武蔵『五輪書』 わが道を生きる

NHK「100分de名著」ブックス

出版社名 NHK出版
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-14-081861-9
4-14-081861-1
税込価格 1,100円
頁数・縦 165P 19cm

商品内容

要旨

戦国末から江戸初期を生きた宮本武蔵。彼が最後に書き遺した『五輪書』は、剣の極意を合理的に分析し、すべてにおいて人に優れんとする武士の生き方と、広い視野に立って世の中のあり様を見て、人それぞれの道を徹底する生き方を説いている。武蔵の強い意志によって書かれた『五輪書』は、現代を生きる私たちにもそれぞれに得るところがあるはずである。

目次

第1章 兵法の道はすべてに通じる(武士の生き方を後世に書き遺す
『五輪書』五巻の構成 ほか)
第2章 自己を磨く鍛練の道(「水の巻」の構成
自分で試し工夫する―実技書の読み方 ほか)
第3章 状況を見きわめ、活路を開く(「火の巻」の構成
場の勝ちを得る ほか)
第4章 己が道に徹して、自在に生きる(「風の巻」の構成
太刀の長さにこだわるな ほか)
ブックス特別章 わが道を生きる―宮本武蔵の生き方(「天下一」の自覚―二十歳代の『兵道鏡』の内容
「なおもふかき道理」の追求―壮年期、大名の「客分」として ほか)

出版社・メーカーコメント

宮本武蔵は、戦国時代を生きた剣の達人。彼が体得した剣術の極意を綴ったのが『五輪書(ごりんのしょ)』である。そこには剣で敵を倒す方法はもとより、自己を磨き、道を究めた先に広がる「自由」の存在までが語られる。日本人の心に響く歴史的名著を、武蔵研究の第一人者が現代的視点から読み解く。

著者紹介

魚住 孝至 (ウオズミ タカシ)  
1953年兵庫県生まれ。放送大学教授。83年東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。博士(文学)。専門は日本思想、実存思想、身体文化。国際武道大学教授を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)