• 本

〈香り〉はなぜ脳に効くのか アロマセラピーと先端医療

NHK出版新書 385

出版社名 NHK出版
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-14-088385-3
4-14-088385-5
税込価格 814円
頁数・縦 213P 18cm

香りの力で体質改善。「メディカルアロマセラピー」入門

  • アロマ
  • 医療
  • セルフケア

日本ではアロマセラピーと言うと気分転換や美容目的のイメージが強いですが、フランスやベルギーでは古くから〈香り〉の力を医療に活用しているそうです。本書では香りを感じて脳に働きかけるメカニズムから、認知症、がん、婦人系疾患、小児ぜんそくなどのつらい症状を改善するためのアロマの使用法までをわかりやすく解説。あいまにアロマの歴史などちょっとしたコラムも入っており、初心者でも楽しみながらメディカルアロマセラピーを学ぶことができます!

商品内容

要旨

いい香りを「嗅ぐ」だけで、重度の認知症患者の症状が改善されたり、がんによる疼痛がやわらぐ―“香り”の成分は、私たちの脳や体内に、どのように吸収され、作用しているのか。西洋医学では太刀打ちできなかった「治りにくく予防しにくい」疾患の画期的な治療方法として、いま注目されているメディカルアロマセラピーを、嗅覚のメカニズムや最新の臨床例からわかりやすく解き明かす。

目次

第1章 嗅覚のメカニズム―ヒトはどのようにして“香り”を感じるのか(においを感じる「仕組み」を知る
なぜ何千種類ものにおいを嗅ぎ分けられるのか ほか)
第2章 “香り”が人体におよぼす作用―アロマセラピーのサイエンス(急速に進む「におい」の研究
“香り”と医療―メディカルアロマセラピー ほか)
第3章 治りにくい・予防しにくい疾患に効く“香り”―メディカルアロマセラピーの最新研究(医療現場で導入が進むアロマセラピー
認知症患者の脳を刺激する“香り” ほか)
第4章 “香り”の効能を楽しむ―精油の使い方(精油を正しく使う
精油選びで知っておいきたいこと ほか)

著者紹介

塩田 清二 (シオダ セイジ)  
昭和大学医学部第一解剖学講座主任教授。1974年に早稲田大学教育学部生物学研究科卒業後、新潟大学大学院理学研究科修士課程修了、昭和大学医学部第一解剖学講座にて医学博士号取得。米国チューレン大学客員教授などを経て、現職に至る。日本アロマセラピー学会理事長、日本統合医療学会副理事長、日本糖尿病・肥満動物学会常務理事などをつとめる。専門は神経ペプチドを中心とした神経科学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)