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こうして知財は炎上する ビジネスに役立つ13の基礎知識

NHK出版新書 558

出版社名 NHK出版
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-14-088558-1
4-14-088558-0
税込価格 902円
頁数・縦 254P 18cm

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要旨

SNSの発達により「パクリ(模倣)」や無関係な商標登録など知財(知的財産権)にかかわる企業や個人の行為が“炎上”することが増えてきた。ブランドや信用を毀損するそうした現象を、企業などの組織や個人が防ぐにはどうすればいいのか。それには知財の基礎知識と最新のトレンドを知らなければならない。本書では、著作権、特許、商標権などの知財について、実際に起きた身近なトラブルや裁判になった事例などを豊富に紹介しながら、知財の正しい扱い方を具体的に論じる。知財における、法律や制度にまつわるよくある勘違い、法的な判断と一般的な感情論やモラル感覚とのズレ、といったところを指摘しつつ、読者の「知財リテラシー」を高めるための解説を行っている。著者は、東北大学研究推進・支援機構特任准教授、弁理士、米国公認会計士。稲森謙太郎名義で科学技術ジャーナリストとしても活躍している。なお、ダイジェストでは商標に関する箇所を取り上げた。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2018年09月18日]

商品内容

要旨

アマゾン、いきなり!ステーキ、任天堂など、一流企業はなぜ権利にこだわるのか。ひこにゃん騒動から漫画村まで、何が問題でどう対処すればよかったか。知財啓発の第一人者が、身近な最新事例をもとに、セーフとアウトの線引きと、複雑化する知的財産権の現状をわかりやすく解説。楽しみながら「トラブルの防ぎ方」が学べる実践的入門書!

目次

第1章 こうして知財は炎上する(その過剰な自粛要求は認められるか?
その権利のゴリ押しは認められるか? ほか)
第2章 模倣・流用をめぐる仁義なき戦い(その名前の「パクリ」はずるいのか
その流行語の「パクリ」はずるいのか? ほか)
第3章 それでも知財で揉める理由(そのコンテンツ・商品の誕生経緯がなぜ問題になるか?
そのブランドの使用がなぜ問題になるか? ほか)
第4章 知的財産制度の「抜け道」を考える(その越境の「抜け道」は許されるか?
その税制の「抜け道」は許されるか? ほか)

おすすめコメント

「知的財産」がビジネスにおいて欠かせないものとなっている現在、「知財」について議論を呼んだ30の事例を取り上げる。 「漫画村」のような法の抜け道を利用した事例からパクリ問題まで、多様な事例を取り上げることで、いまの知財がどれほど複雑なものになっており、ビジネスをする上でどこに気を付けるべきか明らかにする一冊。

著者紹介

稲穂 健市 (イナホ ケンイチ)  
東京都生まれ。東北大学研究推進・支援機構特任准教授、弁理士、米国公認会計士(デラヴェア州Certificate)。横浜国立大学大学院工学研究科博士前期課程修了後、大手電気機器メーカーにおいてソフトウェア関連発明の権利化業務、新規事業領域における企画推進・産学連携・国際連携などに従事。米国カリフォルニア州にある研究開発拠点の運営に約7年間かかわる。知的財産権を楽しくわかりやすく伝える知財啓発の第一人者。科学技術ジャーナリスト(筆名:稲森謙太郎)名義の著作も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)