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徹底討論!問われる宗教と“カルト”

NHK出版新書 692

出版社名 NHK出版
出版年月 2023年1月
ISBNコード 978-4-14-088692-2
4-14-088692-7
税込価格 913円
頁数・縦 169P 18cm

商品内容

要旨

安倍元首相銃撃事件を機に急浮上した「旧統一教会問題」。宗教のあり方が問い直された。本来は人を救うはずの宗教と“カルト”との境界はどこにあるのか。政治と宗教の関わり方にどのような“歪み”があったのか。これから私たちは、どのように宗教と向き合うべきなのか。現場の第一線にいる研究者・宗教者6人が集まり、宗教と社会・政治・人間の「これから」を論じる。

目次

第1部 “カルト”問題の根源をさぐる(“カルト”とは何か?
社会体制と宗教
現代宗教の“歪み”とは)
第2部 われわれは宗教とどう向き合うべきか(宗教離れと宗教集団の“劣化”
政治と宗教のゆくえ
宗教の“公共性”とは)

著者紹介

島薗 進 (シマゾノ ススム)  
1948年生まれ。宗教学者。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。東京大学名誉教授。上智大学グリーフケア研究所前所長、日本宗教学会元会長。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学
釈 徹宗 (シャク テッシュウ)  
1961年生まれ。浄土真宗本願寺派如来寺住職。相愛大学学長、NPO法人リライフ代表。大阪府立大学大学院博士課程修了。専門は宗教思想。『落語に花咲く仏教 宗教と芸能は共振する』(朝日選書)で第5回河合隼雄学芸賞を受賞
若松 英輔 (ワカマツ エイスケ)  
1968年生まれ。批評家、随筆家。2016年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』で第2回西脇順三郎学術賞受賞、2018年『詩集 見えない涙』で第33回詩歌文学館賞詩部門受賞、『小林秀雄 美しい花』で第16回角川財団学芸賞、2019年に第16回蓮如賞受賞
櫻井 義秀 (サクライ ヨシヒデ)  
1961年生まれ。北海道大学大学院文学研究院教授。1987年北海道大学大学院文学研究科博士課程中退。博士(文学)。専門は宗教社会学、東アジア宗教文化論、タイ地域研究、ウェルビーイング研究。2020年より日本脱カルト協会顧問
川島 堅二 (カワシマ ケンジ)  
1958年生まれ。東北学院大学文学部総合人文学科教授。1992年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学。博士(文学)。日本基督教団の教会で10年間牧師として働いた後、恵泉女学園大学教授、学長を経て2018年より現職。2020年より日本脱カルト協会顧問。専門は宗教学、宗教思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)