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集中講義!日本の現代思想 ポストモダンとは何だったのか

NHKブックス 1072

出版社名 NHK出版
出版年月 2006年11月
ISBNコード 978-4-14-091072-6
4-14-091072-0
税込価格 1,122円
頁数・縦 269P 19cm

商品内容

要旨

1980年代、「ポストモダン」が流行語となり現代思想ブームが起きた。「現代思想」は、この国の戦後思想をどのような形で継承したのか。海外思想をどのように咀嚼して成り立ったのか。なぜ80年代の若者は「現代思想」にハマったのか。丸山眞男や吉本隆明など戦後思想との比較をふまえ、浅田彰や中沢新一らの言説からポストモダンの功罪を論じる。思想界の迷走の原因を80年代に探り、思想本来の批判精神の再生を説く。沈滞した論壇で唯一気を吐く鬼才による、異色の現代思想論。

目次

序 かつて、「現代思想」というものがあった
1 空回りしたマルクス主義(現実離れの戦後マルクス主義
大衆社会のサヨク思想)
2 生産から消費へ―「現代思想」の背景(ポストモダンの社会的条件
近代知の限界―構造主義からポスト構造主義へ)
3 八〇年代に何が起きたのか(日本版「現代思想」の誕生
「ニュー・アカデミズム」の広がり)
4 「現代思想」の左転回(なぜ「現代思想」は「終焉」したのか
カンタン化する「現代思想」)

出版社
商品紹介

なぜ日本の思想家はバカになったのか。答えを80年代のポストモダン思想にさぐり、その功罪をふまえ思想再生の方途を説く。

著者紹介

仲正 昌樹 (ナカマサ マサキ)  
1963年、広島県生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。金沢大学法学部教授。専攻は、政治思想史、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)