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集中講義!アメリカ現代思想 リベラリズムの冒険

NHKブックス 1120

出版社名 日本放送出版協会
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-14-091120-4
4-14-091120-4
税込価格 1,276円
頁数・縦 291P 19cm
シリーズ名 集中講義!アメリカ現代思想

商品内容

要旨

格差社会から地域紛争まで、喫緊の課題をどう読み解くか。現実的な社会変革をめざす思想として、近年注目されるアメリカ発のリベラリズム。社会全体の「平等」と個人の「自由」の両立を構想することで、自由をめぐる現代的課題を考察したロールズの正義論からリバタリアニズムにコミュニタリアニズム、ネオコン思想まで。リベラリズムを中心とするアメリカ現代思想のあらましを、時代背景とともに明快に解説し、日本をはじめ現代の思想状況にリベラリズムが与えた影響を探る。

目次

アメリカ発、思想のグローバリゼーション
1 リベラルの危機とロールズ(「自由の敵」を許容できるか―戦後アメリカのジレンマ
自由と平等を両立せよ!―「正義論」の衝撃)
2 リベラリズムの現代的展開(リバタリアニズムとコミュニタリアニズム―リベラルをめぐる三つ巴
共同体かアイデンティティか―文化をめぐる左右の戦争
ポストモダンとの遭遇―リベラルは価値中立から脱却できるか)
3 ポスト冷戦期のリベラリズム(政治的リベラリズムへの戦略転換―流動化する「自由」
“帝国”の自由―「歴史の終焉」と「九・一一」
リベラリズムから何を汲み取るべきか)

著者紹介

仲正 昌樹 (ナカマサ マサキ)  
1963年、広島県生まれ。東京大学総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了。現在、金沢大学法学類教授。専攻は、政治思想史、比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)