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古文書はいかに歴史を描くのか フィールドワークがつなぐ過去と未来

NHKブックス 1236

出版社名 NHK出版
出版年月 2015年12月
ISBNコード 978-4-14-091236-2
4-14-091236-7
税込価格 1,650円
頁数・縦 318P 19cm

商品内容

要旨

蔵の長持や屋根裏の古箪笥の中で埃に塗れ、今まさに廃棄されようとしている“古文書”。襖や屏風、衝立の下張りに使われていた“古文書”。実はそこには、豊かな歴史が眠っているかもしれない。甲州早川や信州秋山等でのフィールドワークを通して、歴史研究の舞台裏としての史料調査とは何かを明らかにし、古文書の調査・整理方法について具体的に論じる。埃を払い、修復された古文書から、いかにして隠された歴史を繙いていくのか。その方途を、長年の現場経験から明かす。

目次

序章 知られざる歴史研究の舞台裏
第1章 古文書とは何か
第2章 史料調査の日々―フィールドワークの重要性
第3章 史料の調査と整理を考える
第4章 史料の具体的整理方法
第5章 発掘・整理した史料から歴史を読み解く
第6章 歴史史料と現代―散逸か保存か
終章 長野県北部震災を経て

おすすめコメント

蔵に眠る古文書が明かす、歴史の豊穣――。甲州早川や信州秋山でのフィールドワークを通して、歴史研究の舞台裏としての史料調査と、その収集・整理について具体的に論じる。

著者紹介

白水 智 (シロウズ サトシ)  
1960年生まれ。中央大学大学院博士課程単位取得満期退学。現在、中央学院大学教授。専門は日本中世史、山村史、海村史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)