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ねじとねじ回し この千年で最高の発明をめぐる物語

ハヤカワ文庫 NF 366

出版社名 早川書房
出版年月 2010年5月
ISBNコード 978-4-15-050366-6
4-15-050366-4
税込価格 660円
頁数・縦 201P 16cm

商品内容

要旨

水道の蛇口から携帯電話まで、日常生活のそこここに顔を出すねじ。この小さな道具こそ、千年間で最大の発明だと著者は言う。なぜなら、これを欠いて科学の精密化も新興国の経済発展もありえなかったからだ。中世の甲冑や火縄銃に始まり、旋盤に改良を凝らした近代の職人たちの才気、果ては古代ギリシアのねじの原形にまでさかのぼり、ありふれた日用品に宿る人類の叡智を鮮やかに解き明かす軽快な歴史物語。

目次

第1章 最高の発明は工具箱の中に?
第2章 ねじ回しの再発見
第3章 火縄銃、甲冑、ねじ
第4章 「二〇世紀最高の小さな大発見」
第5章 一万分の一インチの精度
第6章 機械屋の性
第7章 ねじの父

著者紹介

リプチンスキ,ヴィトルト (リプチンスキ,ヴィトルト)   Rybczynski,Witold
スコットランドのエディンバラ生まれ、両親はポーランド系。カナダのマギル大学で建築学の修士号を取得。現在、ペンシルベニア大学教授として、建築学や都市論を講じる。住宅から技術文化一般までを扱った著書多数。受賞歴も多く、2007年には、米国立建築博物館が主催するヴィンセント・スカーリー賞を受けている
春日井 晶子 (カスガイ アキコ)  
英米文学翻訳家、東京外国語大学卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)