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赤い星

ハヤカワSFシリーズJコレクション

出版社名 早川書房
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-15-208950-2
4-15-208950-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 298P 19cm

商品内容

要旨

ネット技術のみがいびつに発達した帝政ロシア支配下の江戸。ハッカーの町娘おきみは、吉原一の花魁・真理奈太夫から奇妙な依頼を受ける。現皇帝ボリスに暗殺されたはずのドミトリー皇子が秋葉原に潜伏している、その情報を収集してほしいと。公方様の落胤を自称する真理奈太夫は、ロシア皇后の座を狙っているらしいのだ。そんなある日、おきみは幕府の付け家老・シュイスキー公爵から、偽ドミトリーには関わらないよう警告を受ける。いったいロシア本土では何が起こっているのか?ペテルブルクで音楽修行中の幼馴染み・龍太郎の身を案じるおきみは、仮想空間ペテルブルクで謎の“赤い星”到来の噂を聞くのだが…異形のロシアを幻視する最新長篇。

出版社
商品紹介

吉原一の花魁・真理奈太夫の依頼を受け、ハッカーのおみきは潜伏中の皇子を捜してアキバから仮想空間ペテルブルクまでを疾走する。

著者紹介

高野 史緒 (タカノ フミオ)  
1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『ムジカ・マキーナ』(ハヤカワ文庫JA)で作家デビュー。以降、音楽や舞踏などの芸術をテーマに、中世・近代西欧の史実に現代の科学技術を大胆に外挿した歴史改変小説『カント・アンジェリコ』『ヴァスラフ』を発表、その集大成ともいえる連作長篇『アイオーン』(ハヤカワSFシリーズJコレクション)で高い評価を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)