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カブール、最悪の13日間

出版社名 早川書房
出版年月 2024年4月
ISBNコード 978-4-15-210326-0
4-15-210326-4
税込価格 2,750円
頁数・縦 255P 19cm

商品内容

要旨

2021年5月、アフガニスタン戦争開始から終結まで駐留していたアメリカ軍が撤退。それに伴い、旧支配勢力タリバーンが暗躍し、その支配領域を拡大し始める。同年8月、タリバーンはついにアフガニスタン全土を制圧、再び政権を掌握した―。8月15日、タリバーンは首都カブールに入り、都市機能を麻痺させ、フランス人・現地人400人が逃げ込んだフランス大使館を包囲。カラシニコフを担いだタリバーンが跋扈し、爆発音と銃声が鳴り響く大使館の内側で、フランスから派遣された安全保障のスペシャリスト、ビダは何を思うのか。そして民間人を避難させるためにどのような策に打って出るのか。タリバーンによる大使館襲撃から民間人退避までの恐怖と絶望の入り混じった13日間を描き、どんな危機に陥っても勇気と知性を信じ抜いた自らの姿を通して、「勇敢さ」の本質を問う真実の記録。

出版社・メーカーコメント

アフガン戦争後の2021年5月、米軍撤退により、タリバンがアフガニスタン広域を制圧。8月にはついにタリバンは首都カブールに入り、フランス大使館を包囲した。ビダ少佐は大使館に残された人々を救出すべく現地に向かうも、そこは混乱と絶望が渦巻いていた−−

著者紹介

ビダ,モハメッド (ビダ,モハメッド)   Bida,Mohamed
生後間もなくアルジェリアからフランスに移住。20歳のときに国家警察に入隊し、組織犯罪やテロ対策の分野でキャリアを積む。その後、VIPを警護する課に配属され、リオネル・ジョスパンおよびジャン=ピエール・ラファラン両首相に仕えた。2016年、アフガニスタンのフランス大使館に安全保障問題の大使顧問として赴任。2021年8月15日、タリバーンにより政権が奪還されると、何百人ものフランス人とアフガニスタン人の保護と避難において重要な役割を果たした。これにより2022年にレジオンドヌール勲章を授与された
岩坂 悦子 (イワサカ エツコ)  
上智大学文学部フランス文学科、上智大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)