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アンスピリチュアル

出版社名 早川書房
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-15-210431-1
4-15-210431-7
税込価格 2,420円
頁数・縦 273P 19cm

商品内容

要旨

彼はもう、私だけのものだ―巣鴨の治療院で受付のパートをする平凡な主婦の祝子は、人のオーラが「視える」からこそ巷に流布するスピリチュアルの類を信じていない。いんちきだとわかってしまうからだ。しかし夫の不貞行為に気づいた日、歌舞伎町のある占い師に自身の能力を見抜かれてしまう。さらには祝子にもオーラを視ることができない年下の理学療法士・優との出会いをきっかけに、運命は足元から崩れてゆく。

出版社・メーカーコメント

彼はもう、私だけのものだ−−人並外れた霊感を持ちながらスピリチュアルに対して嫌悪感を抱く祝子は冷え切った夫婦関係に悩んでいた。職場で出会った年下の男性・優によって祝子の心の傷は癒えていくが、彼はある新興宗教で中心的な立場にあるカリスマだった

著者紹介

高野 史緒 (タカノ フミオ)  
1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作の『ムジカ・マキーナ』(ハヤカワ文庫JA)で作家デビュー。2012年、ドストエフスキーの名作の続篇という体裁の幻想ミステリ『カラマーゾフの妹』で第58回江戸川乱歩賞を受賞。2024年、『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』(ハヤカワ文庫JA)でベストSF2023国内篇第1位(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)