
デッドエンドの思い出
| 出版社名 | 文藝春秋 |
|---|---|
| 出版年月 | 2003年7月 |
| ISBNコード |
978-4-16-322010-9
(4-16-322010-0) |
| 税込価格 | 1,257円 |
| 頁数・縦 | 229P 20cm |
書店レビュー
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よしもとばななが泣いている。
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- けやき書房 (大阪府堺市中区)
作者自身が「わたしの作品のなかでいちばんすき」と惚れこむ表題作をはじめ、5編のラブストーリーから成る短編小説集。大学の友人岩倉くんの部屋でおじいさんとおばあさんの幽霊が出る話「幽霊の家」。社員食堂で毒入りカレーを食べて、心身のストレスの中で母の思い出に泣く話。「おかあさーん」。小さい時の初恋まことくんの話「あったかくなんかない」。ずっと好きだった三沢さんが振り向いてくれる話「智ちゃんの幸せ」。そして婚約者に逃げられた私が西山くんに癒される話「デッドエンドの思い出」。いずれもあったかく優しく切ない。泣けるというよりも作者の号泣が聞こえてくるといったほうが適切である。
(2004年1月25日)
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商品内容
| 要旨 |
人の心の中にはどれだけの宝物が眠っているのだろうか―。つらくて、切なくても、時の流れのなかでいきいきと輝いてくる一瞬を鮮やかに描いた5つのラブストーリー。 |
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おすすめコメント
人の心の中には、どれだけの宝物が眠っているのだろうか・・・。つらくて、切なくても、時の流れのなかでいきいきと輝いてくる一瞬を鮮やかに描いた5つのラブストーリー。「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。これが書けたので、小説家になってよかったと思いました」(よしもとばなな)。
内容抜粋
本書「あとがき」より
バロウズが「おかま」という小説を書いたときに「あんな痛々しい、不快な、心を引き裂く思い出を、どうしてあそこまで注意深くまとめあげなければならなかったのだろう」(『おかま』W・S・バロウズ著 ペヨトル工房刊より)と思ったことに似て、この短編集は私にとって「どうして自分は今、自分のいちばん苦手でつらいことを書いているのだろう?」と思わせられながら書いたものです。つらく切ないラブストーリーばかりです。多分、出産をひかえて、過去のつらかったことを全部あわてて精算しようとしたのではないか?と思われる(人ごとのように分析すると)。だから、なにひとつ自分の身に起きたことなんか書いていないのに、なぜか、これまで書いたもののなかでいちばん私小説的な小説ばかりです。読み返すと、人生のいちばんつらかった時期のことがまざまざとよみがえってきます。だからこそ、大切な本になりました。