キネマの神様
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2008年12月 |
ISBNコード |
978-4-16-327730-1
(4-16-327730-7) |
税込価格 | 1,938円 |
頁数・縦 | 301P 20cm |
商品内容
要旨 |
四十を前に、突然会社を辞めた娘。映画とギャンブルに依存するダメな父。二人に舞い降りた奇跡とは―。壊れかけた家族を映画が救う、奇跡の物語。 |
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出版社 商品紹介 |
この世に映画がある限り、人々は映画館へ出かけていくだろう。家族と、友人と、恋人と…。壊れかけた家族を映画が救う、感動の物語。 |
おすすめコメント
39歳独身の歩(あゆみ)は、社内抗争に巻き込まれて会社を辞める。歩の父は趣味は映画とギャンブルという人で、借金を繰り返していた。ある日、歩が書いた映画に対する熱い思いを、父が映画専門誌「映友」のサイトに投稿したことから、歩は編集部にスカウトされる。だが実は、サイトの管理人が面白がっていたのは父自身の文章だったことが判明。「映友」は部数低迷を打開するために、また歩は父のギャンブル依存を断つために、父の映画ブログ「キネマの神様」をスタートさせた――。著者は、大手商社や都市開発企業、ニューヨーク近代美術館勤務を経て、フリーのキュレーターとして活躍したという異色の経歴の持ち主。映画を媒介として壊れかけた家族が再生していく様を描く、切なくも心温まる長篇です。(YB)