僕は人生を巻き戻す
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2009年8月 |
ISBNコード |
978-4-16-328440-8
(4-16-328440-0) |
税込価格 | 1,572円 |
頁数・縦 | 236P 20cm |
商品内容
要旨 |
階段を後ろ向きに上がり、排泄物はすべて保存する―子供の頃、最愛の母の死を目撃してしまった青年エド・ザイン。「時が流れる先には死が待っている。時を巻き戻さなくては、愛する家族は死んでしまう」との強迫観念に囚われたエドは不潔な地下室に篭り、「時を巻き戻す儀式」を繰り返す。タイルの継ぎ目を踏むな。手の指同士をくっつけるな…。強迫性障害という病は、日常生活のすべての行為をがんじがらめに束縛する…エリート医師は、この地獄から彼を救えるのか?強迫性障害からの再生、感動の実話。 |
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目次 |
時を進めてはならない |
出版社 商品紹介 |
地下室に閉じ籠もり、全ての行動をやりなおす。重度の強迫性障害に囚われた青年と彼を救おうとした精神科医の感動の実話。 |
おすすめコメント
「強迫性障害」という病気をご存知ですか?自分の意志に反して不安感が頭を支配してしまい、強迫観念を打ち消すために不合理な行動(儀式)をせずにはいられない。潔癖症などもそのひとつです。本書は、「時間を進めてしまうと愛する人が死ぬ」との強迫観念に囚われて地下室から出られなくなってしまった米国人青年と、彼を救うために全力を尽くす型破りな精神科医の物語。患者と医師が信頼関係を育(はぐく)み病気を克服してゆく過程が、読む者の心を揺さぶります。