• 本

自画像との対話

出版社名 文藝春秋
出版年月 1992年12月
ISBNコード 978-4-16-347010-8
4-16-347010-7
税込価格 4,058円
頁数・縦 173P 25cm

商品内容

要旨

ロートレックの自画像は生涯でただ一枚、しかも顔は暗く塗りつぶされていた。キリコの自画像が大きく変貌したとき、彼は人生の窮地に立たされていた。戦場から帰郷したクレーが真先に描いたのは、目をつぶった自画像だった。画家はなぜ自分を描くのか?18枚の自画像に人間と芸術の秘密を探る。

目次

1 秘密の絵 エゴン・シーレ
2 右と左 フィンセント・ファン・ゴッホ
3 海辺の扉 ポール・ゴーギャン
4 声と影 エドワルド・ムンク
5 他人と自分 アメデオ・モディリアニ
6 孤独のプレイヤー 国吉康雄
7 30代の鬼子 ジョルジョ・デ・キリコ
8 上京と帰郷 万鉄五郎
9 三つの疑問 アンリ・ルソー
10 鏡の額縁 マリー・ローランサン
11 閉じられた眼 パウル・クレー
12 赤裸の16歳 アンリ・ド・トゥールーズ・ロートレック
13 褐色の床板 中村彝
14 驢馬とエッフェル塔 マルク・シャガール
15 折れた時間 ジェームズ・アンソール
16 二つの言語 ジョアン・ミロ
17 隠す明り 熊谷守一
18 憎しみの架橋 カイム・スーチン
ドラマとしての自画像