• 本

昭和・遠い日近いひと

出版社名 文藝春秋
出版年月 1997年5月
ISBNコード 978-4-16-352840-3
4-16-352840-7
税込価格 1,572円
頁数・縦 294P 20cm

商品内容

要旨

淪落の句を詠みながら閃光のように消えた女。川柳に時代への抗議をこめた男。松川裁判に奔走した作家、広津和郎の修羅の私生活。乳飲み子の教育を託して戦死した夫と、託された妻の長い人生。戦死、憤死、自死。九人の男と女が織りなした必死な生と、その果ての様々な死。

目次

治安維持法下の愛と死
「父いづこ」という環
反戦川柳作家 鶴彬
「太田伍長の陣中手記」以後
アッツ島玉砕者のたより
占領下の花 鈴木しづ子
広津和郎男としての誠実
山村農家の母の自死
シベリア抑留八年 夫と妻