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こころの王国 菊池寛と文芸春秋の誕生

出版社名 文藝春秋
出版年月 2004年4月
ISBNコード 978-4-16-365850-6
4-16-365850-5
税込価格 1,540円
頁数・縦 294P 20cm

商品内容

要旨

文芸春秋社にいた朝鮮半島出身の美青年、菊池寛の愛人と噂された女性秘書、日本と朝鮮半島、英国とアイルランド、男と女そして夏目漱石の『こゝろ』…複雑なプリズムの光の中に浮かび上がる「今日の私たち自身」。

目次

忙中閑、ありやなしや
謎の美青年
かそけきモダン
白い蛇の行方
霜月酉の市
粋な黒塀
荒浪の音
悪戯と傷
接吻せず
木村屋のジャムパン
焦燥の京都
葬式に行かぬ訳
夏目漱石の一件
曇天の風景
憧れの愛蘭土
土曜日のマチネ
淋しい遊民
十年後の日本
滅びの予感
王の孤独

出版社
商品紹介

夏目漱石によって芥川龍之介は見いだされ、菊池寛は否定された。その否定の中から、菊池寛が作り上げた世界が今日の我々を生んだ。

著者紹介

猪瀬 直樹 (イノセ ナオキ)  
作家。1946年、長野県生まれ。今日の構造的な問題に鋭く切り込む『日本国の研究』『道路の権力』などの作品群と、太宰治、三島由紀夫ら、近現代を代表する作家の創造の秘密を描く『ピカレスク』『ペルソナ』などの作品群がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)