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ミラノ朝のバールで

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年2月
ISBNコード 978-4-16-369940-0
4-16-369940-6
税込価格 1,519円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

要旨

「人生はブリオッシュ。甘くて美味しくて、すぐに食べ終わってしまう」だからこそ、彼らは生きることをすべて喜びへと変えてゆく。ミラノに22年間暮らす著者が描く、明るくてどこかもの哀しい、普段着のイタリア人たち―珠玉のエッセイ集。

目次

1(父の言葉
人と出会うとき ほか)
2(窓の明かり
気ままな訪問 ほか)
3(初夏
クレーリアとの夏 ほか)
4(喜ぶイタリア人
されど好き、イタリア ほか)

出版社
商品紹介

「イタリアにてウェイトレス募集」に応じミラノに単身渡った女性がつづる、とびっきり濃厚なエッセイ集。映画のようにドラマティック。

おすすめコメント

「イタリアにてウェイトレス募集」に応じミラノに単身渡った女性が綴る、とびっきり濃厚で芳醇なエッセイ集。映画のようにドラマティック。海に面した小さな町に住む十歳の少女に誕生日の贈り物として届いた一冊の写真集。そこに繰り広げられるイタリアの風景と人、あふれる色彩に少女は魅せられます。さまざまな偶然が重なり、「イタリアでウェイトレス募集」の広告に応募して一人海を渡った彼女はミラノでレストランのカメリエレ(給仕人)と恋をして結婚。二十年の時が流れました。そんな著者が普段着のイタリア、素顔のイタリア人たちを生き生きと綴ったのが本書です。どこか昔の名画「鉄道員」を思わせるノスタルジックな雰囲気で、なんともいえない温かな家族主義や人情にしみじみとしたり、思わず笑えるイタリア人ならではのエピソードも満載。須賀敦子さんファンにもおすすめの一冊です。

著者紹介

宮本 映子 (ミヤモト エイコ)  
1961年、広島県尾道市生まれ。十歳のときに姉から贈られた一冊の写真集でイタリアに魅せられ、その写真家と文通を始める。家の事情で青山学院大学英米文学科中退。「イタリアにてウエイトレス募集」の広告に応じて、1985年渡伊。ミラノの日本料理店で働いていたときにカメリエレ(給仕人)のアントニオ・シネージと出会い、イタリアの大家族(夫の両親と五人の姉妹)に嫁入りする。二児を出産。現在は、育児のかたわら夫の経営するレストランを手伝いつつ、イタリア人の生活のさまざまな面にふれ、毎日のように驚き、魅せられ続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)