• 本

随想

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-16-370060-1
4-16-370060-9
税込価格 2,409円
頁数・縦 370P 20cm

商品内容

要旨

いっさいの妥協を排し、時流に迎合せず、孤高を貫き、ひたすら自らの筆を頼り、湯豆腐と酒を愛する日本画家・小泉淳作。その鋭くも温かいまなざしが読み取れる随筆64篇集成。

目次

作家の姿勢
情報過多の時代
硯と墨
陶芸
中国の絵について
わが幼少のころ―吉田小五郎先生と学友たち
絵に学校は必要か
師中川一政先生
妥協の是非
写生と本描き〔ほか〕

出版社
商品紹介

生涯いかなる団体にも所属せず、ひたすら自らの筆を頼り、自らの眼を信じて生きてきた画家の、珠玉の随筆集〈決定版〉。全点新作挿画。

おすすめコメント

小泉淳作、83歳。かつて10代のときにはフランス文学に憧れるも、学友・安岡章太郎の作品にふれ、一転して画家をめざす。しかし、召集され、結核を患い、戦後3年たってから藝大に復学、日本画を学ぶ。卒業後意に染まないデザイナーの職につくが、50歳でその職を辞してから、日本画家として本格的な活動をはじめ、76歳で建長寺の天井画『雲龍図』を完成、その後建仁寺の『双龍図』につづき、現在56面に及ぶ東大寺の襖絵に取り組んでいる。小泉さんの筆は、随筆にも冴えをみせ、本書はこれまでの随筆集2冊を1冊にまとめ、新作挿画48点を収めたものです。

著者紹介

小泉 淳作 (コイズミ ジュンサク)  
1924年神奈川県鎌倉市に生まれる。1943年東京藝術大学日本画科入学。同年召集。士官学校での生活で結核発病、そのまま復員。1948年復学。山本丘人に師事。1952年東京藝術大学日本画科卒業。1962年陶芸を学び始める。1977年今日の日本画 山種美術館賞展(山種美術館)『奥伊豆風景』優秀賞受賞。以後展覧会多数。2001年第五〇回神奈川文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)