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聖書を語る 宗教は震災後の日本を救えるか

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-16-374340-0
4-16-374340-5
税込価格 1,415円
頁数・縦 207P 20cm

商品内容

要旨

クロノスとカイロス、キリスト教は元本保証型ファンド、「新世紀エヴァンゲリオン」の最終結論、『1Q84』は男のハーレクイン、日本は近代以前かポスト近代か、宗教に何が出来るのか…。共にキリスト教徒の二人が火花を散らす異色対談。

目次

第1章 「聖書」を語る(文学部と神学部の異種格闘技
終末遅延問題
クロノスとカイロス
キリスト教は元本保証型ファンド
今度は「使徒言行録」を読みましょう)
第2章 「春樹とサリンジャー」を読む(聖書から謎の福音書「Q」へ
第二の月はチワワ!?
「新世紀エヴァンゲリオン」の最終結論
『1Q84』は男のハーレクイン
それでも村上春樹は役に立つ
閉経女は逆襲する:フラニーと「ナム・アミダ・ブツ」
聖なるものと俗なるもの:太ったおばちゃんがキリスト
キリスト教徒でないのは狼男
原罪は「セックス」ではなく「自意識」)
第3章‐1 「地震と原発」を読む―チェルノブイリ、そして福島(あの日、揺れて感じたこと
チェルノブイリの既視感
日本は近代以前かポスト近代か
若い世代にもデジャヴュが
全体主義のさじ加減
天皇のビデオメッセージ
宗教に何が出来るのか
神様とはズレである
否定して最後に残るサムシング
ロシアでC・ディオールは流行らない
ライプニッツのモナドで繋がる
地震は天罰か天譴なのか)
第3章‐2 「地震と原発」を読む―日本人を繋ぐものは?(日本人を繋ぐ「宗教的なるもの」
グレートマザーが日本を救う
聖母マリアの無原罪昇天
大東亜共栄圏はモナドロジー
国家総動員法は誤解されている
人間の内側と外側を繋ぐおmの
スピリチュアルと伝統宗教
「私の喪失」と「私の意見」
「ニガヨモギ」と「メメント・モリ」)

出版社
商品紹介

共に同志社大学出身、キリスト教徒の2人が、聖書をテーマに語りつくす。震災後の日本において伝統宗教は救いとなりうるのか。

おすすめコメント

異色の組み合わせですが、共通点は同時期に同志社大学に在学しており、共にキリスト教徒(プロテスタント)であること。雑誌の対談で意気投合したお2人が一緒に「聖書」を読んでみようと、新約聖書の「使徒言行録」を少しずつ、ひと月に1回読むという企画がスタートしました。ベストセラー『1Q84』、サリンジャー、『新世紀エヴァンゲリオン』、震災と伝統宗教など、斬新な視点でキリスト教を語る対談集です。

著者紹介

佐藤 優 (サトウ マサル)  
1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。同志社大学大学院神学研究科修了。著書に『国家の罠』(毎日出版文化賞特別賞受賞)、『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)など多数
中村 うさぎ (ナカムラ ウサギ)  
1958年福岡県生まれ。作家・エッセイスト。同志社大学文学部英文学科卒。コピーライター、雑誌専属ライターを経て、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)