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こうして原発被害は広がった 先行のチェルノブイリ

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年6月
ISBNコード 978-4-16-374430-8
4-16-374430-4
税込価格 1,676円
頁数・縦 405P 20cm

商品内容

要旨

原子炉の爆発から放射能飛散、必死の封じ込め作業、急性被曝による死、情報統制、大規模避難、被害補償、政権内の暗闘…。事後処理で失策・無策を重ね、国民の信頼を失ったソ連は崩壊へ。レベル7―最悪の状況で、ひとはどう生き抜いたのか。危機に直面した人間の強さと弱さを描き、「チェルノブイリについて書かれた本の最高峰」(ボストン・グローブ紙)と評されるノンフィクション。緊急復刻。

目次

第1部 ロシア型原発の誕生(不安は封印された)
第2部 事故(科学の勝利を讃える神殿
原子炉爆発
ヘリからホウ素入りの鉛を投下
避難
放射能汚染水
急性放射線障害
情報統制
「石棺」建設)
第3部 低量被曝(食べ物の汚染
それは被曝によるものか
風評被害と差別
被害の補償
そして国家が崩壊した
被害の決算)

出版社
商品紹介

発端。収拾。待ち受ける苛酷な境遇。地を這う取材。人間の強靭さと決定版。

著者紹介

リード,ピアズ・ポール (リード,ピアズポール)   Read,Piers Paul
小説家・ノンフィクション作家。1941年、イギリス生まれ。ケンブリッジ大学で教養学士、文学修士を取得。『タイムズ 文芸付録』の編集者、コロンビア大学の教員を務めた。現地に幾度も足を運ぶ実証的な手法、正確、精緻な筆致には定評があり、アンデス山中での飛行機墜落事故を描いた『生存者』でトーマス・モア賞を受賞
高橋 健次 (タカハシ ケンジ)  
翻訳家。1937年、滋賀県生まれ。慶應義塾大学英文科卒。出版社勤務を経て翻訳家
吉井 英勝 (ヨシイ ヒデカツ)  
1942年、京都府生まれ。衆議院議員(日本共産党)。京都大学工学部原子核工学科卒後、民間企業に入社。東大原子核研究所、東工大応用物理学科に派遣され真空技術などの研究に従事。2005年より、国会でたびたび災害に無防備な原子力発電所の危険性を指摘。津波や地震による冷却システム喪失による、メルトダウンのおそれも質問していた。2011年3月に福島第一原発の事故が起こると、海外を含む各方面から注目が集まった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)