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春を背負って

出版社名 文藝春秋
出版年月 2011年5月
ISBNコード 978-4-16-380550-4
4-16-380550-8
税込価格 1,650円
頁数・縦 301P 20cm

商品内容

要旨

長嶺亨は脱サラをして父親の山小屋を継いだ。父をなくしたOL、84歳のクライマー、7歳の女の子、ホームレスのゴロさん…美しい自然に囲まれたこの山小屋には、悩める人を再生する不思議な力があった。傑作山岳小説『還るべき場所』の作者が描く登山の魅力。

出版社
商品紹介

サラリーマンをやめて、父親の山小屋を引き継いだ亨。父の後輩のゴロさんと、この小屋を守るための悪戦苦闘の日々が始まった。

おすすめコメント

主人公の長嶺亨は大学院卒業後、サラリーマンをしていたが、父親の訃報をきっかけに奥秩父の山小屋を継ぐことになった。そんな亨をサポートしているのが「ゴロさん」。父親の大学の後輩で、ひょんなことからホームレス生活をしていたが、亨の父親と再会、父親の死後、亨を手伝い始めた。ある日、年配の刑事がゴロさんそっくりの指名手配のチラシを持って亨の家にやってきた。あまりにも謎に包まれたゴロさんの過去。亨の心にうまれた疑いの灯。豊かな自然を舞台に描かれる山岳連作小説に乞うご期待!

著者紹介

笹本 稜平 (ササモト リョウヘイ)  
1951年、千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。2001年「時の渚」で第十八回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年、『太平洋の薔薇』で第六回大藪春彦賞を受賞。警察小説のほか、壮大なスケールの冒険小説を構築する作家として高く評価されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)