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黄昏客思

出版社名 文藝春秋
出版年月 2015年10月
ISBNコード 978-4-16-390344-6
4-16-390344-5
税込価格 1,925円
頁数・縦 293P 20cm

商品内容

要旨

己を人生の客となし、背後に時間はたゆたう。怜悧な思索と生の官能とが反響しあう二十篇の随想。

目次

主客消失
可憐愛惜
主権在民
往時渺茫
雅俗往還
秘匿恍惚
人〓多事
孤蓬浮雲
日日颯颯
九皐陋巷
南去北来
線描刻印
鏡像交叉
水影破砕
文人清韻
凛冽可憐
詩心残心
行路峻嶮
柳風駘蕩
幼時永遠

おすすめコメント

己を人生の客となし、背後に時間はたゆたう。怜悧な思索と生の官能とが反響しあう二十篇の随想。人生の黄昏、わたしはこれから何をするのか、と自問する瞬間が訪れる。答えのない問いを「正しく問う」道標を探す香気高い随想集。

著者紹介

松浦 寿輝 (マツウラ ヒサキ)  
1954年東京生まれ。詩人、小説家、東京大学名誉教授。88年、詩集『冬の本』で高見順賞受賞。95年『エッフェル塔試論』で吉田秀和賞、96年『折口信夫論』で三島由紀夫賞、2000年『知の庭園―19世紀パリの空間装置』で芸術選奨文部大臣賞受賞。同年「花腐し」で芥川賞、05年『あやめ鰈ひかがみ』で木山捷平文学賞、同年『半島』で読売文学賞。09年、詩集『吃水都市』で萩原朔太郎賞、14年、詩集『afterward』で鮎川信夫賞。15年『明治の表象空間』で毎日芸術賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)