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認知症は早期発見で予防できる

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年4月
ISBNコード 978-4-16-390448-1
4-16-390448-4
税込価格 1,540円
頁数・縦 228P 20cm

商品内容

要旨

認知症に根本的な治療法はない。その常識が覆されようとしている。認知症予備群であるMCI(軽度認知障害)の段階で対処すれば、病気の進行をくい止め、症状を改善できることがわかったのだ。では、MCIを早期発見するにはどうすればいいのか?意外なところにカギがあった。それは「歩き方」だ。発見の仕方から認知機能を回復する方法まで、最新の知見をもとに、認知症治療の最前線をリポート。

目次

見えた!認知症予防への道
発症のメカニズム
DIAN研究
予防のカギは「MCI」(軽度認知障害)
「もの忘れ」とどこが違うのか
「歩き方」で早期発見できる
脳内ネットワークの異変
「運動」で認知機能を向上させる!
心臓と脳はつながっている
「ボケへの恐れ」が予防の壁
ターゲットは予防薬の開発
治療薬開発の最前線
睡眠不足が認知症を引き起こす
私はこうしてアルツハイマー病をくい止めた

おすすめコメント

歩く速度で認知症になるかがわかる! NHKスペシャルで話題になった認知症早期発見の画期的方法と治療法を、制作にあたったディレクターがわかりやすく書き下ろす。認知症には有効な治療法はない、という常識が覆されようとしている。認知症予備群であるMCI(軽度認知障害)の段階で対処すれば、病気の進行をくい止め、症状を改善できることがわかったのだ。では、MCIを早期発見するにはどうすればいいのか? 意外なところにカギがあった。それは「歩き方」だ。認知症になると歩行が不安定になり、歩く速度が遅くなることが明らかになったのだ。本書では「歩行速度」だけではなく、「料理の味付けが変った」「買物の支払いを小銭ではなくお札でするようになった」など、日常生活のちょっとした変化からMCIを見つける方法を紹介。また、運動や食事、脳トレを組み合わすことで認知機能を25パーセントも回復させた画期的なメソッドも取り上げる。認知症の代表的疾患であるアルツハイマー病が発生するメカニズムから具体的な治療法、予防薬開発の最前線まで、最新の知見が満載の一冊。

著者紹介

青柳 由則 (アオヤギ ヨシノリ)  
1969年生まれ。横浜国立大学卒業後、1994年にNHK入局。科学・環境番組部チーフ・ディレクターとして、医療分野をフィールドに番組制作を続けている。認知症に関しては6年間にわたって世界中の研究者を取材し、最新の知見をNHKスペシャルなど数々の番組で紹介してきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)