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超一流になるのは才能か努力か?

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-16-390495-5
4-16-390495-6
税込価格 2,035円
頁数・縦 365P 20cm

商品内容

要旨

チェス、バイオリン、テニス、数学…。世界のトッププレーヤーを研究して分かった、ある共通の要素とは?ドイツのマックス・プランク研究所にいた著者は、研究所の目と鼻の先にあるベルリン芸術大学を訪れた。そこには、他の学生を圧倒する能力を持ち、世界的ソリストへの道を約束されたバイオリニストと、将来は教員になる道を選んだバイオリニストがいた。彼らの能力、ひいては人生を分けたものは一体何か。生まれつきの才能か、それとも積み重ねた努力か―。「超一流」の全てを解き明かすことになる、三〇年以上におよぶ研究が始まった。

目次

序章 絶対音感は生まれつきのものか?
第1章 コンフォート・ゾーンから飛び出す「限界的練習」
第2章 脳の適応性を引き出す
第3章 心的イメージを磨きあげる
第4章 能力の差はどうやって生まれるのか?
第5章 なぜ経験は役に立たないのか?
第6章 苦しい練習を続けるテクニック
第7章 超一流になる子供の条件
第8章 「生まれながらの天才」はいるのか?
終章 人生の可能性を切り拓く

おすすめコメント

◎勉強、仕事、子育て すべてに応用可能の鉄則◎ 著者のアンダース・エリクソン教授は、「超一流」研究の第一人者。『タイム』『ニューヨーク・タイムズ』をはじめ、各紙誌で取り上げられ、世界中から大きな注目を集めた自身の研究結果の全てを、本書で初公開! チェス、バイオリン、テニス、数学……。世界中のトッププレーヤーたちを、30年以上にわたって科学的に研究。そして導き出された「超一流」への鉄則とは? 鉄則①:自分の能力を少しだけ超える負荷をかけつづける 鉄則②:「これで十分」の範囲にとどまっていると、一度身につけたスキルは落ちていく 鉄則③:グループではなく、一人で没頭する時間を確保する 鉄則④:自分の弱点を特定し、それを克服するための課題を徹底的に繰り返す 鉄則⑤:練習を「楽しい」と感じていては、トッププレーヤーにはなれない 鉄則⑥:これ以上集中できないと思った時点で練習や勉強はうちきる 鉄則⑦:上達が頭打ちになったときは、取り組むメニューを少しだけ変えてみる 鉄則⑧:即座にフィードバックを得ることで、学習の速度は劇的に上がる 鉄則⑨:オンの時間とオフの時間をはっきり分け、一日のスケジュールを組む 鉄則⑩:どんな能力も生まれつきの才能ではなく、学習の質と量で決まる

著者紹介

エリクソン,アンダース (エリクソン,アンダース)   Ericsson,Anders
フロリダ州立大学心理学部教授。「なぜどんな分野にも、超一流と呼ばれる人が存在するのか」という疑問から、30年以上にわたり、スポーツ、音楽、チェスなど、あらゆる分野における「超一流」たちのパフォーマンスを科学的に研究。そこから、どの分野においても、トッププレーヤーは必ずある共通の練習法を採用していることを突き止め、それを「限界的練習(deliberate practice)」理論として発表した。フロリダ在住
プール,ロバート (プール,ロバート)   Pool,Robert
サイエンスライター。ライス大学で数学の博士号を取得
土方 奈美 (ヒジカタ ナミ)  
日本経済新聞記者を経て、2008年より翻訳家として独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)