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勉強の哲学 来たるべきバカのために

出版社名 文藝春秋
出版年月 2017年4月
ISBNコード 978-4-16-390536-5
4-16-390536-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 237P 19cm
シリーズ名 勉強の哲学

商品内容

要旨

人生の根底に革命を起こす「深い」勉強、その原理と実践。勉強とは、これまでの自分を失って、変身することである。だが人はおそらく、変身を恐れるから勉強を恐れている。思想界をリードする気鋭の哲学者による本格的勉強論。

目次

第1章 勉強と言語―言語偏重の人になる(勉強とは、自己破壊である
自由になる、可能性の余地を開く ほか)
第2章 アイロニー、ユーモア、ナンセンス(自由の余地は、「浮いた」語りに宿る
ツッコミ=アイロニーとボケ=ユーモアで思考する ほか)
第3章 決断ではなく中断(現状把握から問題化へ、キーワード出しへ
キーワードを専門分野に当てはめる ほか)
第4章 勉強を有限化する技術(専門分野に入門する
読書は完璧にはできない ほか)
結論
補論

おすすめコメント

勉強ができるようになるためには、変身が必要だ。勉強とは、かつての自分を失うことである。深い勉強とは、恐るべき変身に身を投じることであり、それは恐るべき快楽に身を浸すことである。そして何か新しい生き方を求めるときが、勉強に取り組む最高のチャンスとなる。なぜ人は勉強するのか? 勉強嫌いな人が勉強に取り組むにはどうすべきなのか? 思想界をリードする気鋭の哲学者が、「有限化」「切断」「中断」の技法とともに、独学で勉強するための方法論を追究した本格的勉強論。

著者紹介

千葉 雅也 (チバ マサヤ)  
1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第10大学および高等師範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術)。哲学/表象文化論を専攻。フランス現代思想の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。現在は、立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)