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直撃本田圭佑

Sports Graphic Number Books

出版社名 文藝春秋
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-16-390557-0
4-16-390557-X
税込価格 1,430円
頁数・縦 316P 19cm

商品内容

要旨

本田圭佑との真剣勝負!28回の対話で浮かび上がる型破りの哲学。

目次

W杯を語らない本当の理由
初めて明かしたW杯後の真実
アジアカップ優勝&MVP直後の本音
非エリートの思考法
究極のサッカー問答
追跡ルポ
ガチンコ勝負のコミュニケーション論
まさかの取材拒否
現代サッカーにおける創造性
それでも世界一を目指す覚悟〔ほか〕

おすすめコメント

「本田くん、ある意味、それは勝ち逃げだよ」 気鋭のスポーツライターが投げかけた一言からすべては始まった――。2010年南アフリカW杯で衝撃な2得点を挙げ、ベスト16の立役者になった本田圭佑は、大会終了後、突然口を閉ざした。取材オファーをすべて断り、孤高の道をゆかんとするサッカー日本代表のエースに気鋭のスポー ツライター・木崎伸也が立ち向かう。モスクワ、バルセロナ、ミラノ、ブラジル……アポなしの独占直撃取材で引き出した本田圭佑の本音。足掛け7年、28回にわたる真剣勝負の対話から浮かび上がる型破りの哲学。これは、知られざる本田圭佑の人物像であり、ひとりのアスリートに迫っていくジャーナリストの試行錯誤の物語である。1 ≪W杯を語らない本当の理由≫ カッコいい感じやなと思ったら、オレはしゃべるし。ダサいなと思うときにはしゃべらへんし。シンプルですよ。2 ≪初めて明かしたW杯後の真実≫ 1年後の成功を想像すると、日々の地味な作業に取り組むことができる。僕はその味をしめてしまったんですよ。3 ≪アジアカップ優勝&MVP直後の本音≫ 自分の器用さが嫌なんですよ。それだと成長スピードも、のびしろも、日本人の枠に収まってしまう。4 ≪非エリートの思考法≫ 安定って言葉は、これまで生きてきてあまり使ったことがないし、聞いたこともないですね。僕の辞書にない言葉です。5 ≪究極のサッカー問答≫ いつも自分のビデオを見返して、どんだけ下手やねんと思う。6 ≪追跡ルポ@≫ Numberの名前を出せば、しゃべると思ったら大間違いだよ(笑)。7 ≪ガチンコ勝負のコミュニケーション論≫ 人間関係を大事にするなら、本音を言わないとあかん。むしろ本音を言わない人は、逆に人間関係を大事にしていないように思える。8 ≪まさかの取材拒否≫ これでインタビューをとろうなんて甘い。オレが納得する企画を持って来い。9 ≪現代サッカーにおける創造性≫ 理想を求めずに合理性だけで、勝つ確率を求めているんじゃ、未来を感じない。おもしろみがない。10 ≪それでも世界一を目指す覚悟≫ 下馬評どおり、案の定ブラジルに負けて。なんか嬉しくなる気持ちわからへんかな? 簡単に勝てたら、この先おもしくなくなるやん、みたいな。 ほか

著者紹介

木崎 伸也 (キザキ シンヤ)  
1975年1月3日、東京都出身。2002年日韓W杯後にオランダへ移住し、2003年からドイツ在住。現地のフットボール熱をNumberほか多くの雑誌・新聞で伝えてきた。2009年2月に帰国し、海外での経験を活かした独自の視点で日本のサッカージャーナリズム界に新風を吹き込んでいる。2010年南アフリカW杯から本格的に本田圭佑を取材。アポなしで直接本人と取材交渉をするという独自のスタイルで本音を引き出し続けた。2016年7月に新メディア「REALQ」を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)