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東南アジア式「まあいっか」で楽に生きる本

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年2月
ISBNコード 978-4-16-391658-3
4-16-391658-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 184,4P 19cm

商品内容

要旨

日本人は圧倒的に「ちゃんとしなくては」で苦しんでる人が多すぎます。しかし世界を見ると、そこまで厳しく緻密さや完璧さは求められていないのです。マレーシアに母子で教育移住して10年。東南アジアは、住んでみて気がついた「そういう思考もありなんだ」がいっぱい!日本が生きづらいな、ちょっと苦しいなと思っている人へ、人生をもっと気楽に「まあいっか」で生きたらいいよと背中を押してくれる一冊。

目次

第1章 「まあいっかの生活」からはじまる人生の幸福(「謎の逆転現象」の正体
「子育てが損」はやっぱり変だと思う ほか)
第2章 「まあいっかの働き方」がビジネスを変える(日本メーカーが見誤った「過剰品質の罠」
海外で聞く「日本企業からの要求の厳しさ」 ほか)
第3章 「まあいっかの教育」が視野を広げる(教科書・ノート・ドリル・黒板への思い込み
世界中で広がる「4つのC」 ほか)
第4章 「まあいっかの人間関係」が社会を豊かにする(「まあ、いいよ」のある社会
「家族が大事だ」というマレーシアの人びと ほか)

出版社・メーカーコメント

この本は、日本がなんだか辛いな、苦しいなと思っている方のための本です。野本さんはマレーシアに家族で移住して10年。いまは海外教育や海外移住について書いたコラムやラジオ、講演会で大人気です。一見不便で給与水準も低いのに、楽しそうな人が多いマレーシアという東南アジアの国。この国で学んだ人生を楽しく暮らす方法を紹介します。野本さんは子どもを産む前、「こうすべき」が多い人間ででした。ー子どもが引きこもりになったらどうしようー不登校になったらどうしようーいじめられたらどうしようと不安でいっぱいでした。「子育ては親の自己責任で」とか「子どもをちゃんと育てられないのなら産むな」と言う人もいて、「そんなの産んでみないとわからないよ。きっついな」と思っていたそうです。そんな中で「嫌なら転校すればいいだけ」というマレーシア人や「子育てはテキトーでいい」とする日本人たちの存在は光明に見えたそうです。マレーシアに住んでみて気づいたのは、世界は自分が思ってるよりさらに広くて多様だということ。日本はかなりユニークで変わった文化だということでした。マレーシアに来て数えきれないほど様ざまな失敗をし、―ほとんどのことには正解がない―他人に期待しないと怒らなくて済む―他人はコントロールできないー精神のコントロールは自分でする―白黒つけるのをやめる―80%くらいの完成度で世の中に出す―スピードの方が大事―他人を助けると自分に返ってくるといったことを現地の人々から教えてもらい、ずいぶん生きやすくなったそうです。日本人は圧倒的に「ちゃんとしなくては」で苦しんでる人が多すぎる。しかし世界を見ると、そこまで厳しく緻密さや正確さは求められていないのです。海外進出する企業や学校教育の現場において、感情をコントロールすることの大切さをユニークな視点で書いたエッセイ。

著者紹介

野本 響子 (ノモト キョウコ)  
早稲田大学卒業後、保険会社を経てアスキーで編集に携わる。フリー編集者を経験後にマレーシアに移住し、現在はnoteやVoicyなどで同国の生活や教育情報を発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)