商品内容
要旨 |
嘉永六年(一八五三)、米国東インド艦隊司令官マシュー・ペリーが率いる四隻の黒船が浦賀沖に現れた。十二代家慶の最晩年である。以来、国内は海防と将軍継嗣問題で揉め続ける。騒動の中心にいたのは水戸徳川家当主・斉昭だった。声望ほどに実力が伴わない斉昭の言動に周囲は振り回され、その負の遺産が息子・慶喜の足を引っ張ることになる。関ヶ原から二百六十七年目にしてついに政権は徳川家の手を離れた。 |
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目次 |
第9章 家慶(天保改革と内憂外官 |