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ヨシモトオノ

出版社名 文藝春秋
出版年月 2025年5月
ISBNコード 978-4-16-391984-3
4-16-391984-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 212P 20cm

商品内容

要旨

ヨシモトオノとは、美しい怪談を集めた吉本ばななによる現代版「遠野物語」。日常にふと口をあける世界の裂け目。生と死の境界がゆらぐとき―心に小さな光を灯す物語たち。もしかしたら、この世にはそういうことがありうるのかも。

出版社・メーカーコメント

ヨシモトオノとは、吉本ばなな×「遠野物語」!日常にふと口をあける世界の裂け目。生と死の境界がゆらぐとき??心に小さな光を灯す物語たち。天井の木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔。木目って人の顔に見えるよなあ、小さいときも風邪を引くと木目がいろんなものに見えたな、と思ったら、そのおじさんがにやりと笑った。こちらの考えを見透かすように。(「思い出の妙」より)民俗学者・柳田國男が地方の不思議な伝承を集めた不朽の名作「遠野物語」。これは「不思議と言えば不思議で、そうでもないと思えばそれっきり忘れてしまう」小さなエピソードを集めた「吉本ばなな版遠野物語」!

著者紹介

吉本 ばなな (ヨシモト バナナ)  
1964年、東京生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。87年『キッチン』で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。88年『ムーンライト・シャドウ』で泉鏡花文学賞、89年『キッチン』『うたかた/サンクチュアリ』で芸術選奨文部大臣新人賞、同年『TSUGUMI』で山本周五郎賞、95年『アムリタ』で紫式部文学賞、2000年『不倫と南米』でドゥマゴ文学賞、22年『ミトンとふびん』で谷崎潤一郎賞を受賞。著作は三十か国以上で翻訳出版されており、海外での受賞も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)