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宮城谷昌光全集 第11巻

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年4月
ISBNコード 978-4-16-641210-5
4-16-641210-8
税込価格 5,028円
頁数・縦 514P 20cm
シリーズ名 宮城谷昌光全集

出版社・メーカーコメント

80周年記念出版激変する時代がもとめてやまぬ人物とは? 晏嬰は戦下に没した父晏弱の喪に服す。それは古礼にしたがい三年に及ぶ。政治は天と民の声をきくにありとした稀有な名宰相の生涯 天子、君主、そして諸侯も「神の子」と信じられていた時代が去り混迷をきわめる春秋期、国政にあずかるものはかつて体験しなかった難題に直面します。父晏弱が晩年、晏嬰に語る言葉は為政者の苦渋を語りまことに印象ぶかい。──君主への忠誠はかならずしも正義ではない。正道をすすむことはもはや至難である。──さらには「民の欲」について。民は本来過大な欲をもたない。もし民が異常な欲をもったとすれば、それは「天意」の反映と考えてよく、とてもあらがいようもない。(MK)