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海江田信義の幕末維新

文春新書 079

出版社名 文藝春秋
出版年月 1999年12月
ISBNコード 978-4-16-660079-3
4-16-660079-6
税込価格 781円
頁数・縦 246P 18cm

商品内容

要旨

維新史の主役として、薩摩出身の海江田信義(有村俊斎)の名が語られることは少いかもしれない。しかし水戸の藤田東湖と西郷隆盛を引きあわせたのも、西郷とともに僧月照を鹿児島に送ったのも海江田である。志を同じくする弟二人は、桜田門外の挙に参加、自刃している。寺田屋事件では鎮撫役を命じられ、生麦事件では負傷した英国人の止めをさしている。薩英戦争、戊辰の役を闘い、江戸城受け取りの責任者となる。まさに「海江田の事歴というのは、幕末風雲史そのものであった」(司馬遼太郎『花神』)。明治三十九年に天寿を完うするまでの「維新を駆け抜けた男」の生涯を描く。

目次

第1章 江戸開城
第2章 有村四兄弟
第3章 安政の大獄
第4章 桜田門外の変と有村兄弟
第5章 公式合体と尊王攘夷
第6章 維新草創期の苦渋
第7章 新時代の中で