• 本

江戸川柳で読む平家物語

文春新書 121

出版社名 文藝春秋
出版年月 2000年8月
ISBNコード 978-4-16-660121-9
4-16-660121-0
税込価格 781円
頁数・縦 252P 18cm

商品内容

要旨

「平家物語」に登場する英雄美女も川柳世界では讃仰される一方ではなく、少しでも欠点弱みがあれば得意のうがちやもじりでさんざんにからかわれる。それ故に清盛も知盛も義仲も義経も、生身の人間という親しみをもって現代に甦る。あまり魅力のない重盛や頼朝も然り、悪役梶原景時でさえ、ときには愛敬者に映る川柳は、人情の機微をついている。

目次

第1章 平家の勃興と全盛
第2章 源三位頼政
第3章 源頼朝
第4章 木曾義仲
第5章 一の谷
第6章 屋島
第7章 壇の浦
第8章 戦のあとに
第9章 「義経記」の世界
第10章 英雄の死

著者紹介

阿部 達二 (アベ タツジ)  
昭和12年青森市生まれ。36年早稲田大学政治経済学部卒業、同年出版社に入社。以後、編集者として勤務し、平成11年、同社を退職した。歌舞伎をはじめとした古典芸能に造詣が深い。本名は達児(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)