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伝書鳩 もうひとつのIT

文春新書 142

出版社名 文藝春秋
出版年月 2000年12月
ISBNコード 978-4-16-660142-4
4-16-660142-3
税込価格 748円
頁数・縦 214P 18cm

商品内容

要旨

今の我々は鳩といえば駅前や公園のドバトを連想しがちだが、かつては新聞社のスクープ合戦の一翼を担う鳩もいた。海上や山間や僻地から写真などを身に帯び、隼や鷹の襲撃をかわしつつ、ときには数百キロという遠路を社屋目指して飛び帰る伝書鳩は、いわば当時の花形通信手段だったのだ。本書は明治期、軍用鳩として西洋より導入されてから、近年、レース鳩へと転身するまでのその歴史を、丹念な取材でたどりつつ、鳩が秘めた驚くべき能力の謎にも迫る。

目次

序章 忘れられた鳩通信
第1章 鳩通信の発祥
第2章 軍用鳩の活躍―第一次世界大戦まで
第3章 軍用鳩の終焉―第二次世界大戦から現代まで
第4章 新聞社・通信社の鳩便
第5章 様々な鳩通信
第6章 通信から鳩レースへ
終章 鳩の特殊な能力