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日本を滅ぼした国防方針

文春新書 247

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年5月
ISBNコード 978-4-16-660247-6
4-16-660247-0
税込価格 803円
頁数・縦 246P 18cm

商品内容

要旨

日露戦争の勝利に驕った軍部は精神主義に固執し近代化を怠ったという俗説がある。しかし、陸海軍上層部にも軍の状況に危機感を抱く軍人は多く、国防方針策定の真剣な努力も重ねられた。しかし、それでも日本は大東亜戦争で惨敗した。果してその原因はどこにあったのか。大正期以降の日本軍の弱点は、まさに日本近代社会の弱点そのものだった。

目次

第1章 日露戦争後の国防
第2章 第一次大戦末期の国防
第3章 大正末期の国防
第4章 昭和初期の国防
第5章 昭和一〇年代初めの国防
第6章 大東亜戦争前の国策と国防

著者紹介

黒野 耐 (クロノ タエル)  
1944年、愛知県生まれ。防衛大学校機械工学科卒業後、陸上自衛隊入隊。陸上幕僚監部調査部部員、第二特科群長などを経て99年、陸将補で退官。防衛庁教官として防衛庁防衛研究所入所、現在、戦史部主任研究官。日本国際政治学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)