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植村直己妻への手紙

文春新書 275

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年10月
ISBNコード 978-4-16-660275-9
4-16-660275-6
税込価格 825円
頁数・縦 262P 18cm

商品内容

要旨

若き日のアマゾンのイカダ下りから、五大陸最高峰の世界初登頂、北極圏一万二千キロの単独犬橇旅、北極点・グリーンランド単独行など、強烈な印象を今なお残している世紀の冒険家は、何を考えていたのか。ここに夫人の許可を得て、世界各地から夫人に書き送られた書簡を公刊する。「元気でいるかい」と、あまり身体の強くない妻を気遣いながらも、その一方で孤独な冒険のいらだちをぶつける。これは厳冬のマッキンリーに消えた男の内面の記録である。

目次

1 結婚という目標(ヒマラヤからの手紙
スイスからの手紙)
2 北極点をめざして(グリーンランド、カナダからの手紙
極北の越夏地からの手紙
カナダ、アラスカからの手紙)
3 見果てぬ夢(シアトルからの手紙
エベレストからの手紙
南極からの手紙
ミネソタからの最後の手紙)
夢中で暮らした十年間(植村公子)

著者紹介

植村 直己 (ウエムラ ナオミ)  
1941年、兵庫県日高町生まれ。64年、明治大学卒。70年、日本人初のエベレスト登頂、マッキンリー単独登頂で世界初の五大陸最高峰登頂者となる。74年、野崎公子と結婚。同年、北極圏一万二千キロの犬橇旅へ出発、76年、目的地アラスカ到着。78年、単独犬橇で北極点到達、さらにグリーンランド縦断。84年2月、世界初のマッキンリー冬期単独登頂後、消息を断つ。同年4月、国民栄誉賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)