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倭館 鎖国時代の日本人町

文春新書 281

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年10月
ISBNコード 978-4-16-660281-0
4-16-660281-0
税込価格 836円
頁数・縦 268P 18cm

商品内容

要旨

海外への行き来も居住も厳禁されていた江戸期、唯一の例外として朝鮮の釜山に幕府公認の日本人町があった。一〇万坪に及ぶ敷地に四〇〇〜五〇〇人の日本人が住んだ、対馬藩管理の倭館である。そこは外交や交易の最前線。朝鮮王朝相手の交渉は悪戦苦闘の連続の上に、密貿易の企ては跡を絶たない。時には姦通事件が起こり、虎も出る。郊外の散策を楽しむ風流人もいれば、日朝で酒宴の交歓もする…。異文化のただ中での、知られざる倭館の日々を紹介する。

目次

第1章 古倭館の時代
第2章 二〇〇年の日本人町
第3章 「鎖国」のなかの倭館貿易
第4章 倭館に生きる
第5章 日朝食文化の交流
第6章 朝鮮を調べる

著者紹介

田代 和生 (タシロ カズイ)  
1946年、札幌生まれ。慶応義塾大学文学部教授。専攻は近世日朝関係史。68年より対馬島を中心に史料調査を開始、98年より国内外に散在する膨大な宗家文書のマイクロフィルム資料『対馬宗家文書』(ゆまに書房)を監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)