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ロイアル・ヨットの世界

文春新書 421

出版社名 文藝春秋
出版年月 2005年1月
ISBNコード 978-4-16-660421-0
4-16-660421-X
税込価格 770円
頁数・縦 229P 18cm

商品内容

要旨

十七世紀英国のチャールズ二世が近代ヨットの始祖とされる、これまでの海事史に新視点を加え、クレオパトラの“快遊”から説き起こすユニークなロイアル・ヨットの歴史。その自由の気に満ちあふれる船上は、ときとして熾烈な外交の場でもあり、華麗な社交場でもあった。地中海の船、北海の船から、中国、日本の船にまで筆は及ぶ。ピョートル大帝、ヴィクトリア女王、隋の煬帝、豊臣秀吉、明治天皇からケネディ大統領、現代のビジネスタイクーン総登場。

目次

第1章 地中海の「遊び」の伝統から(クレオパトラ女王の「ロイアル・ヨット」
船の威力で外交的勝利 ほか)
第2章 地中海からオランダ、そして北の海へ(北方の海国オランダ、ロシアへ
北海型と地中海型 ほか)
第3章 東洋とロシアの「遊船」事情(ケタ外れ、中国の「龍船」の伝統
古代日本の快遊船事情 ほか)
第4章 海洋王国と近代ヨットの開花(ヴィクトリア女王の“パワー”
スチーム・フリート最盛期 ほか)
第5章 現代の海のタイクーンたち(国際社交舞台としての王室専用船
スポーツ・ヨッティングの伝統 ほか)

著者紹介

小林 則子 (コバヤシ ノリコ)  
海洋ジャーナリスト。東京都出身。都立白鴎高校、津田ビジネス校卒。三井物産、AP通信社、海洋誌『オーシャンライフ』(集英社)記者からフリーに。1975年、外洋ヨット・リブ号で日本女性初の太平洋単独横断航海に成功。78年からリブ号で歴史航路の取材航海。遣唐使、土佐日記ほか二十次の航海を経て継続中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)