• 本

裁判所が道徳を破壊する

文春新書 590

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年9月
ISBNコード 978-4-16-660590-3
4-16-660590-9
税込価格 781円
頁数・縦 185P 18cm

商品内容

要旨

カネを返さずとも破産でチャラ?親殺しで重罪は不平等?試験秀才で、独りよがりな裁判官たちが、法や正義の名の下に、いかにこの国の「道徳」を破壊してきたかを暴露する。

目次

第1章 破産免責による道徳の破壊(給食費・保育料不払いの親
払えるのに払わないとは何だ!
破産免責制度の真実
裁判所の運用実績
経済道徳の変化)
第2章 親殺しの普通化(「尊属殺人罪」と「平等原則」
判例変更
周囲の対応
一般論判決の違法
道徳はどこへ行った?)
第3章 国旗国歌には尻を向けよ(仰天判決登場
事件の紹介
本件判決の骨子
本件判決の検討
クローズアップ「誤判の中核」
法律に基づかない裁判)

おすすめコメント

裁判官が進めてきた「不道徳」の数々。「試験秀才」的で非常識な、独りよがりな「正義感」の裁判官たちが、「法」「正義」の名の下に、いかに「道徳」を破壊してきたか。

著者紹介

井上 薫 (イノウエ カオル)  
1954年東京生まれ。78年東京大学理学部化学科卒、80年東京大学大学院理学系研究科化学専門課程修士課程修了。83年司法試験に合格。86年判事補、96年判事に任官。2006年4月、横浜地裁で退官。司法行政の裁判干渉に抵抗し、裁判官の独立を守り抜いたことで知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)