サイバー・テロ日米vs.中国
文春新書 878
出版社名 | 文藝春秋 |
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出版年月 | 2012年9月 |
ISBNコード |
978-4-16-660878-2
(4-16-660878-9) |
税込価格 | 847円 |
頁数・縦 | 230P 18cm |
商品内容
要旨 |
いまやサイバースペースは、陸、海、空、宇宙に次ぐ第五の戦闘空間になったといわれる。事実、日米と中国、台湾と中国、韓国と北朝鮮などの間で攻撃が激化しているのだ。日本は「サイバー戦争」時代の勝者となれるのか。 |
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目次 |
序章 雲の中の攻撃者 |
おすすめコメント
21世紀の戦争ともいわれる「サイバー攻撃」。代表的な例としては、1)2007年、イスラエルがサイバー攻撃を仕掛けてシリアのレーダーを機能不全に陥らせ、その隙に、シリア国内で建設中だった北朝鮮の核関連施設を空爆、破壊。どこが攻撃したのか、そもそも何が起きたのか、周辺諸国もしばらく掴めなかった。2)2010年、イランの核施設に米国防総省関係者と思われるスパイが侵入し、特殊な仕掛けのUSBコードを接続させたことにより、施設内の1000台以上のパソコンが一気に機能不全となった。3)日本で昨年話題となった、国会議員のパスワード流出、などが挙げられる。米国が最も恐れるのは、サイバーテロによる電力ストップだという。サイバーテロは、攻撃者を容易に特定できないため、9.11のとき以上の混乱が懸念されているのだ。現在、各国を脅かすサイバーテロの実態を、その研究の第一人者である土屋大洋・慶応大学教授が、分かりやすく解説する。