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伊勢神宮と天皇の謎

文春新書 908

出版社名 文藝春秋
出版年月 2013年3月
ISBNコード 978-4-16-660908-6
4-16-660908-4
税込価格 913円
頁数・縦 269P 18cm

商品内容

要旨

二〇一三年はお伊勢さまで六十二回目の「式年遷宮」が挙行される。六九〇年に始まる歴史をつぶさに見ると、女帝の執念や百二十余年の中断期、社殿の変化、神仏習合の波、近代国家建設の影響、万世一系の思惑など、様々な変転が見てとれる。歴史に通暁した建築家が描き出す、真の伊勢神宮の姿とは?―。

目次

序 伊勢神宮は古代のままか(伊勢神宮とは
知られざる伊勢神宮の変遷)
1 式年遷宮から何が見えるか(式年遷宮とは何か
式年遷宮を生み出したもの)
2 反目していた内宮と外宮(内宮と外宮の関係略史
「外宮先祭」の謎)
3 伊勢神宮の今と昔(社殿配置の今と昔
社殿の今と昔)
4 天皇の伊勢神宮(“はじまり”の時 持統天皇の式年遷宮
“古代”を喚起する近代 明治天皇の式年遷宮)

著者紹介

武澤 秀一 (タケザワ シュウイチ)  
著述家・1級建築士/博士(工学・東京大学)。1947年、群馬県前橋市生まれ。東大工学部・同大学院をへて東大助手を務めたのち、建築設計事務所を主宰。東大、法政大学、武蔵野美術大学、放送大学で非常勤講師を歴任。建築が政治史・宗教史・文化史を牽引し、また舞台ともなってきたことに注目して歴史と世界観の見直しをおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)