遊動論 柳田国男と山人
文春新書 953
| 出版社名 | 文藝春秋 |
|---|---|
| 出版年月 | 2014年1月 |
| ISBNコード |
978-4-16-660953-6
(4-16-660953-X) |
| 税込価格 | 990円 |
| 頁数・縦 | 213P 18cm |
商品内容
| 要旨 |
民俗学者・柳田国男は「山人」を捨て、「常民」に向かったといわれるが、そうではない。「山人」を通して、国家と資本を乗り越える「来たるべき社会」を生涯にわたって追い求めていた。「遊動性」という概念を軸に、その可能性の中心に迫った画期的論考。 |
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| 目次 |
第1章 戦後の柳田国男(戦中から戦後へ |



出版社・メーカーコメント
「私は柳田論を仕上げることをずっと待ち望んでいた」(「あとがき」より) 既成の柳田論を刷新する衝撃の論考が出現した。柳田国男は「山人」の研究を放棄し、「常民」=定住農民を中心とした「民俗学」の探求に向かった。柳田は長らくそのように批判されてきた。本書は、その「通説」を鮮やかに覆し、柳田が「山人」「一国民俗学」「固有信仰」など、対象を変えながらも、一貫して国家と資本を乗り越える社会変革の可能性を探求していたことを示す。