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黒幕の日本史

文春新書 1402

出版社名 文藝春秋
出版年月 2023年4月
ISBNコード 978-4-16-661402-8
4-16-661402-9
税込価格 902円
頁数・縦 191P 18cm

商品内容

要旨

「ウラからオモテを操った人物」「重要な役割を果たしたが、陰に隠れた存在」、そんな十六人を並べてみると、日本社会の力学、その時代の権力の仕組みが浮かび上がる。高山右近、西郷隆盛などの「意外な黒幕」も。人気歴史学者が歴史の陰に光をあてる!

目次

宇多天皇―オモテがウラになる時代
信西―世襲の壁が生んだ黒幕
北条政子―女人入眼の日本国
中原親能―下級貴族、鎌倉へ行く
極楽寺重時―京都に学んだ幕府のご意見番
海住山長房―後鳥羽挙兵に反対した実務貴族
平頼綱―肥大化した側近エリートの末路
北畠親房―正統を追求した「黒幕」
三宝院賢俊―「錦の御旗」を持ち帰った尊氏の密使
細川頼之―室町王権の設計者
三宝院満済―将軍への意見を突き返した「黒衣の宰相」
黒田官兵衛―「軍師官兵衛」といわれるが……
千利休―茶の湯と政治
高山右近―前田家を救った「意外な黒幕」
伊奈忠次―家康から過小評価された民政家
西郷隆盛―「維新の英雄」のウラの顔

著者紹介

本郷 和人 (ホンゴウ カズト)  
東京大学史料編纂所教授。東京大学・同大学院で石井進氏・五味文彦氏に師事し日本中世史を学ぶ。NHK大河ドラマ『平清盛』など、ドラマ、ゲーム、漫画の時代考証にも携わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)