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東京セブンローズ 上

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-16-711121-2
4-16-711121-7
税込価格 702円
頁数・縦 519P 16cm
シリーズ名 東京セブンローズ

商品内容

要旨

戦局いよいよ見通しのない昭和二十年春。東京・根津の団扇屋主人の日記には意外なほど明るく、闊達な庶民の暮らしが細密に綴られる。物資も食糧も乏しい生活だからこそ笑いを求め、シャレを愛する戦時下の日本人。その姿は懐かしく、いとおしい。執筆じつに十七年。歳月と情熱をかたむけた井上文学の最高傑作。

著者紹介

井上 ひさし (イノウエ ヒサシ)  
昭和9(1934)年、山形県に生れる。上智大学外国語学部フランス語科卒業。浅草フランス座文芸部進行係などを経て文筆業に入り、戯曲、テレビ脚本で数々の賞を受賞。47年、小説「手鎖心中」で直木賞受賞。54年、戯曲「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊国屋演劇賞、翌年、読売文学賞戯曲賞を受賞。56年、「吉里吉里人」で日本SF大賞、翌年、同作で読売文学賞小説賞を受賞。平成11年、執筆17年におよぶ大作「東京セブンローズ」を刊行、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)