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後日の話

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年2月
ISBNコード 978-4-16-714402-9
4-16-714402-6
税込価格 607円
頁数・縦 300P 16cm

商品内容

要旨

舞台は17世紀イタリア、トスカーナの小都市。思わぬことで殺人犯となったジャコモは、斬首刑に処せられる直前、面会に来た若妻エレナの鼻を食いちぎった!遺された妻が送ったその後の人生とは?地中海に面した町で繰り広げられる、この上もなく美しくグロテスクで恐ろしい物語。

著者紹介

河野 多恵子 (コウノ タエコ)  
大正15(1926)年生まれ。大阪府女専(現大阪女子大)卒業。昭和38年、「蟹」で芥川賞を卒業。「不意の声」(読売文学賞小説賞)、「一年の牧歌」(谷崎潤一郎賞)、「みいら採り猟奇譚」(野間文芸賞)、「後日の話」(伊藤整文学賞・毎日芸術賞)、「秘事」、「半所有者」など多数の小説の他、「谷崎文学と肯定の欲望」(読売文学賞評論・伝記賞)などの評論作品もある。現在、ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)