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〈後期高齢者〉の生活と意見

文春文庫 こ6−22

出版社名 文藝春秋
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-16-725622-7
4-16-725622-3
税込価格 639円
頁数・縦 220P 16cm

商品内容

要旨

75歳以上を「後期高齢者」として新医療制度のもとに医療費給付を集中管理するという、世界にも例をみないシステムが2008年からはじまった。その趣旨から手続きの詳細にいたるまで問題噴出、日本中が騒然となったことはご承知のとおり。突然「後期高齢者」と呼ばれた著者が、この国で老後をいかに過ごすべきかをしみじみ考えた。

目次

第1部 「後期高齢者」の生活と意見(「後期高齢者」の生活と意見
定年なし、打つ手なし)
第2部 趣味がなければ生きられないので、たとえば読書を(色川武大―なくってもなくってもよいもの
山田風太郎と「うめき声」
何といっても谷崎潤一郎 ほか)
第3部 昭和と東京(川のそばで起る幻覚
東京下町・和菓子屋の百年
原初の風景―または、文化装置としての自己 ほか)

著者紹介

小林 信彦 (コバヤシ ノブヒコ)  
昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。平成18(2006)年、「うらなり」で第54回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)